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「弾く」と「創る」

今日は、小学校1年生の二人の女の子のピアノレッスンでした。
WちゃんとMちゃんは同じ誕生日の生まれで、お母さんどうしも仲良しなんです。

Mちゃんのお母さんは妊娠中から自由が丘の「音伽のサロン」に通って来られ、
育休中には、Wちゃんほかお友達を誘っておやこ感覚響室の前身の「音伽の会」に。
復職してからは、週末に「音伽あそび」のレッスンを月1回のペースで・・・
と、二人とも、電車で通ってくる距離ということもあって、
ゆっくりと、音伽舎でのレッスンを続けて来られました。

WちゃんとMちゃんは、同じ誕生日ではありながら、
Wちゃんはお兄ちゃんがいて二人目の女の子、Mちゃんは一人っ子・・・
ということもあり、性格はぜんぜん違います。

Wちゃんは、気が向かないとあまり喋らず、好きなことをとことんやりたいタイプ。
Mちゃんは、キラキラした目が印象的で、エネルギーがあり、もっと自由人タイプです。

「ピアノ」という習い事の性質上、こもって練習する・・・という過程がありますので、
どちらかというと、Wちゃんの方がピアノには馴染みやすいんじゃないかなぁ?
Mちゃんをピアノにしばりつけておくのは、ちょっとかわいそうかなぁ?
という印象は、ピアノのレッスンに入る前からありました。

Wちゃんは、とにかく「知っている曲を弾きたい」という気持ちが強く、
楽譜もどんどん読みたいし、聞き覚えの曲も、どんどん弾いてきます。
先週のこと、「休みは毎日レッスンに来たい!」という発言があったくらい、
ピアノが好きで、どんどん面白くなってきたようです。

Mちゃんは、楽譜を読むのは面倒な気持ちがあり、練習は嫌!
どちらかというと、思いつくままピアノを弾いてみるのが好きなようですが、
レッスンを重ねるうち、楽譜や弾くことには着実に慣れてきているし、
ピアノや音楽は好きなことは間違いないので、長い目で見よう
と思っていました。Mちゃんのキラキラお目めは、
内に秘めた宝物を表しているのですから

そんな時、お母さんが、ナイスフォロー!
レッスンで使っている色シールを買ってきてくれて、
Mちゃんの弾いた曲を五線譜にとってくれていました。
今日のレッスンは、その流れを引き継いで「作曲」です♪

今日は、
Mちゃんが歌った曲を私が五線譜に書きとり、
Mちゃんが、黒い音符に色シールを張って、読みやすくして、
ピアノで弾いてみる、弾けなかったところは練習する・・・
という手順で、やってみました。

なんと!驚いたことに、
Mちゃんが思いつきで歌った曲は、
歌詞も、メロディーも、形が整い、格好がついているではありませんか!!

Mちゃんが即興で作った曲の歌詞です。
おほしさまみつけた 
  おやまのうえのたぬきさん 
  おだんごたべてみています
  子どもといっしょにみています
わらべ歌のリズムで、言葉の抑揚どおりに自然なメロディーです。

自分が歌った曲でも、即、スラスラ楽譜が読める、弾ける、とはならない訳ですが、
楽譜の曲を練習するのは嫌でも、自分で作った曲なら弾きたいので、
練習してみよう、という気にもなる、というものです。

いきなりほぼ整った形で曲が生まれてくる・・・というのも、
それこそ、お腹の中にいる頃から聴いてきた音楽やお話が、
Mちゃんの中にいっぱい詰まっているのでしょう。

おやこ感覚響室で、同じカリキュラムのレッスンを受けていても、
それが、どんなふうに発酵して、外に出てくるのかは、
ひとりひとり違います。そこが面白いところですね





「わかった!」という気持ちの爆発

一昨日の記事のAちゃんのママからのメールです。
(許可を得て、こちらに転載させていただきますね。)


今日は帰宅してからもかなりの「ピアノモード」でキーボードで何度も弾いていました。
遂には「もっと新しいのをやりたい。足りない…〓」と言い出し、
家にある童謡の本をひっぱり出して、ページの隅に記載してある保護者向けの小さい音符
(もちろん色ナシ)を必死で追いながら「むすんでひらいて」や「大きなくりの木のしたで」を
それはそれは一生懸命弾いていました(笑)。

実はしばらくお稽古がなかったので、きっと今日は復習になるかと思っていたのですが、
まさに身体からあふれ出るように楽しむ姿に私もうれしくなりました。
この様な素晴らしいお稽古を本当に本当にありがとうございます。

23日には私のいとこの子供のコンクールを聴きに行ってきます。
華やかなお洋服を来たお兄ちゃん&お姉ちゃんたちの演奏する姿に、
更にノリノリになってくれればな~と、思っています(笑)



一昨日のレッスンの様子で、「これはすごいな!」と思っていましたが、
お家での様子は、予想を超えていましたね☆
これから、快進撃が続くことでしょう♪


いったんほんとうにわかったら、楽譜が小さいのもなんのその、
食い入るように音符を読んでいく、という子どもの様子は、
これまでにも経験したことがあります。

初めて「ド」を教えたお子さんには、「ドをさがしてごらん」と言って、
例の、「歌とピアノの絵本」をまるまる一冊分、「ド」だけ探す、ということをしますが、
ぜんぶ探せたら、「これもやる!」と言って、もう一冊テキストにしていた「ぴあのだいすき」の
保護者向けの小さい楽譜も、まるまる一冊、「ド」を探しきったお子さんがありました。
2冊分の「ド」を探しきったMちゃんは、レッスン室を円を描いて走り出したんです。
あれは、Mちゃんの喜びの表現、ウィニングランでしたね。


そういう、子ども自身の心のエネルギーが爆発するシーンは、
忘れられないレッスン室の情景です。




「楽譜が読める!」

3月に「たこたこあがれ」を、ハンドベルやピアノで演奏できるようになり、
喜んで、何度も何度もアンサンブルしていたAちゃんとTちゃんの続報です。
あれから3ヶ月。年中さんのふたりは、とうとう楽譜が読めるようになりました!!

この前のレッスンから、都合で何週間かレッスンが空いてしまったので、
お母さんは、「ピアノはいつ?」と、子どもたちに何度も訊かれたそうです。
楽しみに、待ちに待ってのこの日のレッスンで、二人とも初めから喜びいっぱい。
そのせいか、何を教えてもぐんぐんと、まるでスポンジに水がしみ込むように入っていく。

二人とももう弾ける「ちゅーりっぷ」や「ちょうちょ」のそれぞれはじめの4小節を
五線譜に、鉛筆はまだ使わず、色の丸シールで音符を張っていたのですが、
前から教えていた「ミ」「ソ」だけじゃなくて、「ド」も「レ」も、「ファ」までわかった。
しくみをわかった上でなので、ほんとうにわかったな、という感触があった。

そこで、レッスンが終わってから、ピアノ入門の最初に使うテキスト
呉曉先生(音大でソルフェージュのレッスンを受けました)の「歌とピアノの絵本」
(これがまた、かわいらしいフルカラーの、ほんとうに絵本のような見やすい楽譜なんです)
を取り出し、「もう、ふたりとも、このがくふ、よめるよ」と言って見せると、
ほんとうに、「ドレミ、ドレミ・・・」と読めるではありませんか!

子どもたちは大興奮! お母さんは感激!!(感涙・・・)

今日はひとまず4ページでやめておきましたが、
この子たちは、もう、8分音符が出てくるこの本の中ごろまでは、
どんどん、音符が読めるハズです。

読めるからすぐそのまま弾ける、とは限らなくて、
頭と目と、指や身体を一緒に使うことに慣れるまでには、
少しタイムラグは出るんですが(1~2ヶ月といったところでしょうか)、
「どんどん読める、どんどん弾ける」まで、もうひと息のところに来ました。

(ちなみに、8分音符も、リズム自体にはもう慣れていますので、
 1度、レッスンで8分音符と4分音符を組み合わせた数パターンをリズム打ちすれば、
 8音符がある楽譜も、すぐに、すらすら読んで弾けるようになります)

そもそも、「ピアノを弾く」ということには、
子どもたちには難しい抽象的な概念や決まりがいくつもあって、
それで、楽譜を読みながら弾く、ということが難しくなっていますが、
音伽遊びでは、それらをひとつひとつ子どもたちにも理解できる方法で教えていきます。
1年~2年かかりますが、ひとつひとつ身につけていったことがつながった頃には、
楽譜を見ながら、初見で、どんどん弾けるようになっていきます。
新しい世界がどんどん広がる、嬉しさがあふれることです。

年少~年中だと、ピアノを習って、練習して、もっとすらすら弾けるお友達がいても、
音伽遊びでは、ひたすら、子どもたちの理解度とぴったり合わせたレッスンをしていて、
ピアノ準備のレッスンなのに、まだまだ弾けない・・・という時期も長いんですが、
ここまできたら、後は早いです!! どんどん弾けます!!!

しかも、自分で楽譜を読んで弾ける力がついていますから、
練習が嫌いになることもなく、もう、どんどんどんどん弾いてきます。
毎週毎週、10曲も20曲も、レッスンしますから、ますます実力がついてきます。

AちゃんとTちゃんの「弾きたい!」という気持ちのエネルギーは、
私も、これまでに経験したことがないぐらい、すごく熱いものがあります。
これから先が、ほんとうに楽しみです♪



「聴く力」からの発展

今日は、「音伽のサロン@大倉山」の入園パーティをしました。

キッチンサイエンス横浜主宰の松本博子先生のご協力で、
美味しいランチを作って、みんなで祝うパーティです。

お母さんが作っている間、子どもたちは2人の保育士の先生と
泥つきのニンジンを洗ったり、キャベツをむいたり・・・と、お手伝い。
その後、野菜スタンプを布バッグに押して、入園祝いのプレゼントとしました。

キッチンサイエンスは、「はかせ鍋」という保温調理鍋を使っての料理教室で
短い時間に、どんどん、いろいろなお料理が出来上がります。
(光熱費も少なく、手間も少ないすぐれものです)

テーブルいっぱいに並んだご馳走に、子どもたちは大喜び。
お母さんもみんなでつくった手作りのお料理に、心温まる時間を過ごしました。

こんなふうにこれまで試みてきたお料理の時間を、
おやこ感覚響室では、2歳からのカリキュラムに入れていきます。

食べ物への関心を高めたり
手先を使った作業ができたり
食事のマナーが身に付いたり

と、いいことがたくさんあるのです。


今日も、入園する3・4歳の子のほかにも2歳の子がいましたが、
ちゃんと先生の指示を聞いて動き、楽しい時間を過ごしていました。

毎月一回、音楽とお話を聴く「音伽のサロン」を受けてきて、
何しろ「聴く」ことがしっかりできているので、いろいろなことに発展できます。
そして、幼い頃から見守ってくれて楽しい期間を過ごしてきた先生との
信頼関係があるからこそ、このレッスンが成り立っています。


「喜んでやる」「何度もやる」

「音伽あそび」のレッスンでは、子どもたちが、
「喜んでやる」「何度もやる」という特徴が顕著になってきました。

「音伽あそび」を1年ぐらいやってきた子どものクラスでのこと。
この日は、「たこたこあがれ」のわらべ唄が題材でした。
みんなで歌ったあと、ハンドベルで「ソ」「ラ」を持ち、
「ラソラソラララ」とできるようにしました。
それから、ピアノでも。

AちゃんとTちゃんの喜んだこと!
ハンドベルとピアノのアンサンブルも始めて、
弾いては笑い、笑っては弾き、大はしゃぎでした。
レッスンが終わった後でも、「もっとやる!」と言って、また弾くのです。

正直なところ、このぐらいの年少の子どもたちに、
「音伽のサロン」や「音伽あそび」の経験がまったくなくても、
1回のレッスンで「たこたこあがれ」を弾かせることは、できます。

弾かせるだけなら、できるんですが、
ここまで喜んで、何度も何度も弾く、というのは、
やはり、これまで楽しんできた下地があったから、と思います。

「弾く」という行為のみを見るのではなく、「どんなふうに弾くか」
というその点に、やはり、こだわりたいと思うのです。

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